試用期間に解雇通知! 失業保険はもらえるの?
育児や介護などで一度職を離れていた方が再就職したり、新たな職場で心機一転がんばろう!!と希望に燃えている方など、働ける喜びもありながら、「職場に馴染めるだろうか?」、「自分のスキルを活かせるだろうか?」などなど不安もいっぱいでしょう。
また、受け入れる立場の方は、「職場にうまく順応してくれるかな?」、「きちんと仕事をこなしてくれるかな?」などなど別の立場で不安を抱えているでしょう。
そんな、それぞれの立場の不安な気持ちは、実際に仕事をしてみないことには判断できませんよね。
それぞれが抱いている「妄想」と「現実」のギャップが許容範囲かどうかを判断するための「お試し」の期間が、いわゆる「試用期間」になります。
試用期間中は、お給料が正式雇用された時の〇〇%とか、有給休暇が無いなど、待遇面で制限されています。
働く方の立場からすると、ちょっとガマンの期間です。
そんな時に、条件が折り合わない等の理由で、解雇通知を受けたらどうなるのでしょうか?
一見して無防備な状態のこの期間、失業保険などの、働く側の権利はどうなるのでしょうか?
今回は、そんな働く側の切実な疑問にお答えしていきたいと思います。
試用期間にまさかの解雇通知!!自分を守るためにやっておくべきこと!!
試用期間中または、試用期間完了後の本採用前のまさかの解雇通知!!
誰もがそんなことを想像していませんよね?
想定外の現実が目の前に起こって茫然自失となってしまうと思いますが生活を成り立たせるためには立ち止まってはいられませんよね。
理由はともかく、本採用とならなかった以上は速やかに次の職場を探さなければなりません。
その間、収入が無い状態が発生する訳ですが、そんな窮地を救うためにあるのが失業保険です。
厚生労働省は、すべての労働者が失業保険に加入するように義務づけていますが、加入手続きは会社側が行っているため、労働者自身はあまり意識することは無いかもしれません。
失業保険(または雇用保険)に加入しているかどうかは、お給料の明細に「雇用保険料」という名目で差し引かれているものがあるかどうかで分かりますので、お給料をもらったら必ず確認しておきましょう!!
失業保険はもらえるの?もらうために必要な条件とは?
失業保険をもらうためには、いくつかの条件があります。
その一つは、さきほどお話したように雇用保険に入っていることです。
それから、離職票を持っていることも条件の一つです。会社を辞める時に必ず離職票をもらっておきましょう!!
ここで大切なのが、離職票の退職事由記載欄の内容になります。
解雇の場合は、会社の都合による退職ですから、「会社都合による退職」となっているかもあわせて確認しておきましょう。
失業保険を受けるだけでなく、次の就職先を探す上で少しでも有利になるようにしておきましょう。
あともう一つ大切なのが、働いた期間になります。
失業保険をもらうためには、「6ヶ月以上」が必要になります。
ただし、再就職の場合、前職で働いた後に一度も失業保険を給付されていない場合、前職で働いた期間と通算して6ヶ月以上ある場合は失業保険を受け取る資格が発生します。
◇参考動画:【ノーカット完全版】いつ辞めても安心!退職準備マニュアル(失業給付編)
まとめ
試用期間に失業保険を受け取る方法についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
失業保険は、働く人を応援するためのものだということがお分かりいただけましたでしょうか?
ただし、保証された権利を行使するためには、少しばかりの確認と知識が必要になります。
まさかのピンチにも落ち着いて対応できるように、しっかり覚えておきましょう!!
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。少しでもお役に立てたなら嬉しく思います。
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